愛知県新城市細川(旧南設郡鳳来町)にある阿寺の七滝(あてらのななたき)・百間滝と鳶ノ巣山(標高670m)を目指しました。
阿寺の七滝は、東海自然歩道、愛知県新城コースの阿寺川にあり、滝および周辺は国の名勝と天然記念物に指定されています。
またこの阿寺の七滝は愛知県で唯一の「日本の滝100選」に選ばれている滝です。
この三つの目標は江戸時代は秋葉神社詣で大変賑わった街道「旧秋葉街道」沿いにあります。
今回のコースの位置とルート |
上記地図は「東海自然歩道 愛知県コースの紹介」より |
最初に「百間滝」から巡りました。
百間滝 |
百間滝の真上まで一般道(東海自然歩道と同じ)を車で行けます。 |
百間滝への下り口は2ヶ所あります。 |
東の方の駐車スペースがある下り口から下ることにしました。 |
道は険しくロープがあります。 |
途中に川近くまで下る脇道があり、下ってみましが、特段の景色はありませんでした。
ロープが張られた展望台のようになっていましたが何もありませんでした。(見落としたのかな?) |
再び滝へ下る道に戻りました。
土砂崩れ防止柵が少々心細いが整備はしてあります。 |
滝壺が少し見えました。あと少しでしょう。 |
百間滝の轟音が聞こえるようになりました。 |
やっと滝の流れが見えてきました! |
滝の音がゴウ、ゴウと大きく聞こえてきました。もう少しで滝壺でしょう。
途中 恐る、おそる谷底を覗きました。 |
あと少しで滝つぼです。
滝壺へ着きました。
一番下の滝壺へ下りると、滝の上の方が見えません。 |
写真にすると迫力が欠けます。(カメラの腕前が悪いのでしょう) |
百間滝という名前だから百間=180mあるのか?。 |
カメラアングルと撮影位置が悪いく滝の全容が写っていない!(残念) |
パワースポット |
阿寺断層 |
さて名瀑の凄さに感激して道路まで坂道を帰ります。
上の一般道(東海自然歩道)まで戻ると「滝の名水」があります。
百間滝の名水 |
休日には長蛇の人々 |
水温計が設置されていました。 |
川床に丸石がない?! |
「阿寺の七滝」へ行く前に昼食にすることにしました。
昼 食 |
昼食後「阿寺の七滝」へ行く前に、「鳶ノ巣山」(670m)へ登ろうか!と思いついて手持ちの地図を頼りに出発!
鳶ノ巣山頂へ |
愛知県最後の集落(この先は静岡県浜松市です)。 |
「六本松」で一般道は終点 |
車で来られた方はここ(六本松)に駐車スペースがあります。 |
確かに標識には「鳶ノ巣山」があります。 |
割りに平坦で歩きやすい道を
「静岡県境まで500m」 |
愛知・静岡県境 |
愛知・静岡県境 |
愛知県の案内板 |
静岡県の案内板 |
東海自然歩道概略 |
静岡県の案内板には鳶ノ巣山(669.5m)の案内がありますが、上り口は不明です。 |
秋葉街道の説明版も
「旧秋葉街道」 |
続いて「鳶ノ巣山」の上り口を見つけに静岡県へ入りました。
車の通った跡もあり、静岡県の引佐町まで車で充分下れると思われます。 |
標識も充分あり安心です。 |
鳶ノ巣山登山断念 |
県境から数十分歩いて登山口が見つからなくて、六本松での集合時間が迫ったので断念 |
帰路、道端のアザミの花に黒いアゲハが10羽(匹?)が群れていました。
最後に「阿寺の七滝」へ
阿寺の七滝 |
阿寺の七滝は一般道(東海自然歩道と同じ)から徒歩で10分程度で行けます。 |
「阿寺の七滝」入口の駐車場です。 |
入口から約800mに「阿寺の七滝」が在ります。 |
平坦な道で楽に進めます。 |
「阿寺の七滝」に着きました
整備された観光地です。 |
日本の滝百選を記念して建てられた「石碑」 |
阿寺の七滝(国指定名勝天然記念物) |
自然林内の礫岩の断層にかかる7段の滝となっている事から、七滝と名付けられた。
この礫岩は子抱石といわれ、なお、滝の竜神は雨乞の神として信仰されています。
上から2番目・5番目の滝壺には深さ7メートルにおよぶ甌穴があります。
また陰陽師の安倍晴明が若年期に滝で修行したという伝説があり、晴明が使ったという井戸が現存します。
(観光パンフレットより)
「礫岩」(れきがん) |
「子抱き観音」 |
「巣山礫岩」 この礫岩は新生代(第三紀・中新世2500万年前)の頃堆積したといわれ、阿寺七滝・巣山部落一帯に分布し、俗に子抱石(こだきいし)とも呼ばれる。 この礫岩の中には「くいちがい石」と呼ばれるめずらしい礫が発見されている。 (鳳来町) |
くいちがい石 |
道端にあった「くいちがい石」が割れたもの |
滝つぼも礫岩の層です。 |
「阿寺の七滝」が一番綺麗に眺められる観覧台 |
この付近には、このほか母子滝 (おやこだき)、乙女の滝、猿滝、河童渕などがあります。